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さらに映画三昧・・・

さらに映画三昧・・・_c0002590_1548831.jpgBlood Diamond

レオナルド・ディカプリオ、また良い演技してました。今年はレオの年かもなー。アフリカ過激派たちの武器入手のための資金源となっているダイヤモンド。このダイヤを取り巻く人間模様が描かれるのだけど、これまた色々考えさせられる内容で・・・果たして私のダイヤはどこから来たのだろう、なんてことまで考えちゃったり。アフリカの現実、資本主義の暗闇をつきつけられた映画でした。

90年代紛争地帯だったシエラリオネからのダイヤは輸入禁止・・・なのだが隣国リベリアを通じてダイヤは不正に"リベリア産のダイヤ"として輸出され、ダイヤモンド取引大手のイギリスの会社に渡っている。この闇のルートと取引会社の不正を暴こうと奮闘するジャーナリスト(ジェニファー・ガーナーコネリー)に惹かれ、少しずつ変わっていく、この不正ルートの仲買人役であるレオ、そして過激派によって村を襲撃され息子を拉致され、鉱山で働かされるアフリカ人の父親のお話。

より安いダイヤモンドへの需要があっての不正ルート。
アフリカでは天然資源が発掘されるたびに、現地の罪も無い人々の血が流される。
(過激派が無抵抗な村を襲撃、子供達を拉致して武器を持たせて過激派の一員として育てる、また大人たちも拉致されて鉱山で肉体労働を強いられる。)
誰もがこんな現実から抜け出したいと願い、その為にはダイヤモンドを売ってお金を得るしかない、と考えている。
そんなBlood Diamondは、どこかの先進国のお店でうやうやしく飾られ、婚約指輪として買われていて・・・・などと想像してしまった。けして耳に心地よい現実(90年代に取りざたされて現在では既にこのルートは存在しない、と今では言われている)ではないけれど、something we should know なのだと思う。"let us ignore no more"という最後の一言がとても心に染みた。

ストーリー的には、ジェニファー・ガーナーコネリーとレオの淡い恋物語が、プラトニックに終わったのが好感度高かった!(笑)


三丁目の夕日

高度経済成長期にさしかかる頃の古き良き日本を描いた作品。豪華キャスト、こちらはほんわか心温まる家族モノ。同名の漫画が原作で、実はこの漫画が好きで時々読んでいました(オヤジ趣味・笑)。
ちゃきちゃきな江戸っ子を演じていた堤真一が良かった!コーラ(まだこの頃には珍しい)を飲んでいる近所のおばちゃんに憎まれ口をたたかれて、「しょうゆ(=コーラ)飲んで死んじまえ!」だもんね(笑)。今だったらそれこそ大問題だけど、そんな事を軽く言い合える時代だったんだなぁなんて妙にナットクしてたり。

さて、漫画とはだいぶ違う脚色がなされていて、Dr.コトー演じる(彼の本名忘れてしまった・・・吉岡秀隆さんかな?)、売れない小説家、茶川さんは、実は漫画ではかなりの高齢のおじいちゃん。堤真一さん演じるスズキオートの社長は、あんなに怖くないし。でも映画は別ものとして十分に楽しめた!
by eugeen | 2006-12-19 15:32 | 映画・本・TV・音楽覚書

大学院・結婚・就職・出産その後の生活@Los Angeles and Orange County, CA 最近はすっかりお家派…。


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