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おくりびと。

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遅ればせながら、観てきました、おくりびと
こちらでは、"Departures"というタイトルで放映されています。
3つくらいの映画館での限定上映だったのですが、ちょうど会社から近いPasadenaにあるLaemmle's Playhouseという映画館で観れることがわかって、会社帰りに行ってきました。

アメリカの映画館で、日本映画が観られる幸せ(^^)。
それに、日本と違って、アメリカはまだまだ外国映画に対する興味が薄いので、外国映画をサポートする意味でも、映画館に足を運びました!(笑)

そして、おくりびと、とっても良かったです!
「死」がテーマでもとても爽やかな仕上がり、とどこかに書いてあったけど、ほんとその通りでした。全編通して、温かいのどかな雰囲気・・・お葬式のシーンばかりなのに(笑)。モックンや広末の演技も自然で、山崎努さんもとてもよい味を出していて。2時間強、全く飽きることなく鑑賞しました。
山形の自然も、すごーく心に残りました・・・。遠くに見える雪が積もる山も、舞い散る桜も、キレイだったな~。大自然をバックに土手でチェロを弾くシーンが、印象的でした。

正直、アカデミー賞外国語賞には地味すぎるような感も否めないのですが(私の中で2年前のLives of Othersの迫力がすごかったからかも)、納棺師というテーマ、そして西洋には珍しい日本のお葬式文化、死んだ人を送り出す習慣みたいなものが斬新だったのかもしれません。ちなみに、納棺師という存在を初めて知りましたし、私(恥)。
それに、どんな人生を生きてきて、そして死を迎えるか・・というのは国や言語を問わず世界共通で、共感を得られたんじゃないかなぁ。沢山のお葬式を通して、それぞれの家族模様が垣間見えたりしたのも、面白かった。

沢山笑って、そして最後は涙でした。
by eugeen | 2009-06-18 14:09 | 映画・本・TV・音楽覚書

大学院・結婚・就職・出産その後の生活@Los Angeles and Orange County, CA 最近はすっかりお家派…。


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